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季節が身体に与える影響について

アーユルヴェ―ダでは、3つの基本的なエネルギー(ドーシャ(体質):ヴァータ、ピッタ、カパ)のバランスが保たれている時に完璧な健康が存在するといわれています。

なので、健康、平穏、長寿のカギを握るのはバランスと調和です。

それぞれの季節はどれもこの3つの基本的なドーシャに特定の影響を与えるので、アーユルヴェ―ダでは間接的ではあるものの季節が私たちの健康に影響を与えていると考えています。

そのため、アーユルヴェ―ダではドーシャと季節に合わせた特定の食生活や生活習慣をお勧めしています。

その中でも、秋は特にピッタ・ドーシャが悪化する季節です。

 

アーユルヴェーダの視点で見る秋の変化

一般的に秋というと、紅葉による鮮やかな色など視覚的な秋の様子や、食欲の秋、芸術の秋など、様々なことに感覚的に感化される季節と想像される方が多いかと思います。

アーユルヴェ―ダでは秋という季節は夏の間に蓄積した熱があふれ出して体から放出されるため、自然にピッタ(火のエネルギー)ドーシャが憎悪する時期と考えられています。

それから、涼しい夜と温かい日中(強力な太陽光線による)の大きな寒暖差が主な原因で、熱に関係するさまざまな症状が出る季節です。

 

ピッタ(火のエネルギー)の憎悪で現れる身体への影響としては、下記のような症状があります。

▶︎精神面への影響

なにかと批判的になり、完璧主義になって敵を作りやすい傾向に・・炎が燃え上がるようにイライラと怒りっぽくなったり、嫉妬深くなったり、また見栄っ張りな一面も出てくるでしょう

▶︎身体面への影響

火の力で消化力が強すぎることが災いとなり、胸焼けしやすくなったり、肝臓や胆のう、胃腸の病気を引き起こすことも・・また熱が体内にこもることで、目は充血しやすくなり、汗っかきになり、湿疹や蕁麻疹が出ることもあります

 

 

アーユルヴェーダがオススメする、秋の食事法

アーユルヴェーダでは、季節(暑さや寒さ・乾燥や湿気etc)が人間の精神的にも身体的に影響するとされていることを考慮して、日々のアーユルヴェ―ダの料理や食事方法をとることをオススメしています。

秋はピッタ(火のエネルギー)が憎悪するため、古くからのアーユルヴェ―ダ書物では3つの味(甘み、辛み、渋み)を中心に主に食事をする必要があると説いています。

 

▶︎乱れた気持ちを落ち着ける、ギー(精製バター)

ギーは、インド生まれの牛乳から精製する油のことを指します。バターよりも栄養価が高く、ヘルシーな食材として注目されています。

アーユルヴェ―ダでは秋にピッタ・ドーシャを整えるためにギー、特に牛乳から出来たギーを食事にとりこむことを勧めています。食事にぴりりとする刺激のある薬効成分のあるハーブとギーを取り入れることで、急に涼しくなる秋の夜長にもホッと温まり、火のエネルギーで乱れた気持ちを落ち着けることができます。

▶︎乱れた消化機能を穏やかにする

秋のアーユルヴェ―ダ式料理ではクミン、コリアンダーの種、フェンネルまたはバラのお茶でピッタ・ドーシャの熱い性質を鎮め、消化器機能を向上し精神を鎮めます。

▶︎その他にも・・

また、秋には鎮める効果のあるおかゆ、シチュー、スープなどのよく調理されていて消化しやすい食事を頂きましょう。さらに甘いもの、苦いもの、辛いものを食べて満たされましょう。ココナッツ、きゅうり、スイカ、蒸した緑黄色野菜、緑豆、バスマティ米などが一般的な秋のアーユルヴェ―ダ式食事です。

 

アーユルヴェーダがオススメする、秋の過ごし方(生活習慣)

アーユルヴェ―ダでは元来激しいピッタ・ドーシャを静めるために自然の中でリラックスして落ち着く散歩をすることをオススメしています。

また、月の明かりには素晴らしい癒しと鎮静パワーがこの季節の崩れたバランスを整えると考えられています。

今回は、具体的な過ごし方5つの方法をお伝えしていきます。
(1)月明かりの下での散歩
秋には火のように激しいピッタを鎮める水泳やガーデニング、月明りでの散歩などもお勧めです。

(2)回復力向上するアロマオイル

ローズ、サンダルウッド、ジャスミン、ラベンダーのエッセンシャルオイルをマッサージやお風呂に使うとピッタに必要な心地よさをもたらすとともに回復力がアップします。

(3)感情を整えるための瞑想

悪化しているピッタの感情のバランスを整える瞑想もおこないましょう。

(4)色や洋服の素材から

アーユルヴェ―ダの教えではまた秋に白、青、緑などの色や素材が軽い服を着ることも勧めています。

(5)季節の変わり目の肌のために

季節の変わり目には肌の調子も変わります。そのため、アーユルヴェ―ダでは香りがよく癒し効果のあるサンダルウッドのペーストなどのウブタンと呼ばれるハーブのペーストを使うことを勧めています。

 

まとめ

秋は、夏の暑さや日差しで影響を受けた後で、火のエネルギーであるピッタが環境的に憎悪しています。

そのため火のエネルギーが憎悪することで、精神的にも身体的にもその影響を受けます。

それらの影響を考慮し季節の食事や過ごし方を取り入れることで、バランスを保ち精神的にも、精神的にも調和をはかることができます。

あなたの身体の声を丁寧に耳を傾けながら、季節の過ごし方や食事法を、日常に取り入れることで、季節の変わり目の乱れを上手にコントロールしていきましょう。

 

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参考記事:http://www.curejoy.com/content/complete-ayurveda-guide-for-autumn-season/
写真出典: http://www.curejoy.com/